憧れの吹き抜けのある住宅!4個のメリットと3個のデメリットを比較
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ゆとりのある素敵な家の象徴ともいえ、広々とした空間を演出できる「吹き抜け」。ガラス張りの吹き抜けはリビングに明るい光を注ぎ込み、天気のよい夜は星空を仰ぐことができるなど、四季を感じながら室内で自然を存分に味わえる点が魅力的です。
最近では注文住宅を建築する際に、吹き抜けを造る人が増えているようですが、吹き抜けを造るにはやはりメリットとデメリットがあります。この記事では、そのデメリットやデメリット、そして設置する上で気をつけたいポイントなどについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
吹き抜けのある住宅に憧れる
吹き抜けは、1階と最上階までの天井がつながっている空間を指します。住宅の場合、1階と2階が天井で遮られることなくつながっていて、開放感のある空間に仕上げるのが一般的です。
マンションのエントランスも吹き抜けを用いているところが多くありますね。吹き抜けにはさまざまな魅力があるので、ぜひ取り入れたいと考える人が多いものです。
そこで、吹き抜けの4つのメリットと3つのデメリットについてまとめてみました。
吹き抜けの4個のメリット
室内が広く見える
吹き抜けを造るもっとも大きなメリットは、やはり住まいが広く見えるという点です。小さなリビングでも、吹き抜けにすることで広々したリビングに見え、開放感にあふれます。
また2階の天井もガラスにしてしまえば、昼は空を仰ぎ、夜は星空を見ることができるので、とても気持ちよく過ごすことができるのも大きなメリットです。
風通しがよい
吹き抜けという名前どおり、風通しがよくなるのもメリットのひとつ。設計に左右される面も大きいですが、低い窓から高い窓へと空気が流れていくので、自然な換気ができ、いつも気持ちよい空間を維持できます。
天井に空気を攪拌する「シーリングファン」を設置すれば、より効率的に室内の空気を循環させることが可能です。
太陽光がたくさん入るのでとても明るい
ガラス張りにすることで太陽光がたっぷり入るので、各階を天井で区切るよりも室内がとても明るくなります。部屋の奥まで自然光が届くので、部屋の場所によって日中でも電気をつけなければならない、というようなことはありません。
南側に住宅を建設する場合、吹き抜けがないと室内が暗くなってしまいがちですが、吹き抜けを造ることで南側でも明るい室内を保てるのもポイントです。
家族の気配を常に感じることができる
リビングから最上階まで吹き抜けでつながっていると、リビングから2階にいる子どもたちの気配を感じることができます。
逆に、2階にいてもリビングの気配を感じることができるので、安心して勉強や作業に取り組めるという点も、吹き抜けのメリットです。
吹き抜けの3個のデメリット
冷暖房効果が悪くなる
吹き抜けのもっとも大きなデメリットは、冷暖房の効果が悪くなるという点です。皆さんご存知かと思いますが、冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へと流れていく性質があります。
1階のリビングで暖房を入れると、すべて最上階の天井まで暖気が上がっていってしまうので、いつになってもリビングが温かくなりません。その逆もしかりで、2階でクーラーを入れても、すべて下のリビングに流れていってしまいます。
シーリングファンを設置することで若干緩和できますが、部屋が区切られている状態よりは冷暖房の効率が悪くなることは避けられないでしょう。
掃除が大変
2階の吹き抜けの一番上の部分などは、通常ではなかなか手が届かないため、掃除が大変です。シーリングファンを掃除しようと思ったら、業者にお願いしなければならないこともあるかもしれません。
特に天窓を作った場合などは、掃除がかなり大変です。
部屋数に影響する
吹き抜けを造ってしまうと、その分の部屋数が減ってしまいますので、家族の人数が多い、子ども1人につき一部屋子ども部屋を与えたいというときに、デメリットとなります。
当然ながら収納もその分少なくなりますので、その点を考慮した上でほかの部屋の間取りを考えなければなりません。
照明の設計も吹き抜けを成功させるポイント
吹き抜けをより魅力的に仕上げるには、照明がとても重要です。部屋を明るくするために照明を取り付けるのはもちろんですが、吹き抜けの上部に、天井に向けた照明を設置すると、吹き抜けに陰影がついてより開放感が高まります。
またスポットライトを導入したり、吹き抜けの上部にシャンデリアを設置することで高級感が増すなど、ちょっとした工夫で雰囲気が大きく変わりますので、ぜひ好みの印象になるよう照明を工夫してみましょう。
おわりに
吹き抜けには掃除や部屋割りなどのデメリットはありますが、それを超えるメリットも多いからこそ人気なのでしょう。
住宅はやはり明るいことが理想的ですので、ぜひ吹き抜けを導入して、より魅力的な住宅を建ててください。