寝室はベットと広さどちらが優先か?
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新しい住まいでは、寝室にベッドを起きたいという人が多いようです。布団のように上げ下げの必要がありませんし、体に合ったマットレスを使用すれば深くゆっくり眠ることができます。
一方、ベッドを置く際に、部屋に対してどのくらいの大きさが望ましいのか、どの方角で設置すればよいかなど、意外と考えてしまうことがたくさんあります。そこで今回は、寝室にベッドを置く上で意識したいことや、正しいベッドの置き方についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
寝室におけるリスク
新築住宅では、間取りを決めるときに好きな場所に寝室を設けることができます。最近は、日差しがたっぷりはいる2階部分にリビングを設け、静かな1階に寝室を設ける人も多いようです。
しかし、新築でも結露やダニ、湿度などのリスクはあり、環境をしっかり考慮しなければなりません。例えば、大きなベッドを置きたいからと、広さだけを考え、日当たりや風通しなど適さない位置に寝室を設けてしまったら、快適な睡眠を得ることができず、後悔してしまうことに。
寝室を設ける際には、2つの大きな考え方があります。ひとつはベッドの大きさに寝室を合わせるのではなく、環境に合わせて、ベッドの大きさを合わせたほうがよいという考え方です。
それに対して、ベッドのサイズに合わせて寝室を設けるべきだという、もうひとつの考え方もあります。つまり、どのサイズのベッドを選ぶかが重要です。
ベッドサイズで比較的メジャーな「セミダブル」というサイズは2人用ベッドだと考える人が多いようですが、実は寝具専門店では1人用だと考えます。そのため寝室にダブルベッドを置く予定だったが、思いの外、寝室が狭くなってしまったのでセミダブルベッドにしたという場合、狭くて快適に眠れなくなってしまうことがあるのです。
人生の3分の1は眠っているといわれていますから、ぜひ睡眠の質は意識したいもの。できれば、理想の寝室、理想のベッドで睡眠をとりたいですよね。
ベッドを使うなら何畳必要か?
寝室にベッド以外の何を配置するかによっても必要な広さが変わってきます。また、設置するベッドの大きさによっても当然必要な寝室の広さは変わってきます。
例えば、ダブルベッドは2人用のサイズですが、2人の体が大きかったり、ゆとりを持って眠りたいというときはクイーンサイズが望ましいです。
クイーンサイズのベッドは一般的に約1,700mmなので、横を通ったり、クローゼットを開くことを考えると左右合わせて1,200〜1,500mmほどのゆとりが必要になるでしょう。加えて最低限のドレッサーなどを置くスペースを考慮すると、クイーンサイズのベッドを置くには6畳以上の広さが好ましいと考えられます。
また、クイーンサイズで6畳以上の広さがあればよいということを考えると、キングサイズを置くときの広さも見当をつけやすいです。その他、ツインベッドを置く際の目安にもなるかもしれません。
正しいベッドの置き方
ベッドを設置する際は、その後の管理を考えて配置することも大切です。
例えば、クローゼットがある部屋ならば、クローゼットの開閉が余裕を持って行える位置に置かなければなりません。夫婦2人でひとつのベッドを使用するのであれば、左右から横になれるよう両方に通用スペースを確保する必要もあります。
また、マットレスの表裏を返しやすいように壁との間にスペースを設けるなど、左右や足元に隙間を確保することが、正しいベッドの置き方です。
まとめ
寝室の広さやベッドの大きさは、意外と考えなければならない点が多いことがおわかりいただけたでしょうか。
長く暮らす住まいですから、日々の疲れを癒やすために寝室やベッドの環境はしっかり整えておきたいもの。最初が肝心ですので、ライフスタイルに合わせたベッドの選択や寝室の設計を行い、心地よい寝室を作ってくださいね。