子育て家族はこれで決定!2階リビングで快適な生活を手に入れよう。
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三階建て住居が普及してきたこともあってか、これまでリビングというと1階のイメージでしたが、最近は2階にリビングを設ける家庭が増えているようです。
2階建て住宅でも、あえて2階にリビングを設けるケースが増えているようですから、その人気が伺い知れるというもの。そこでこちらでは、これから新築一戸建てを建設予定の人に向けて、2階リビングが人気の理由や、気をつけたいデメリットなどについて解説していきたいと思います。
2階リビングが子育て家族に適している理由
2階リビングは居心地がよく自然と子どもが集まってくる
2階リビングは1階と比べてとても日当たりがよく、また天井を高くすることができるので空間が広く見えるというメリットがあります。そのため、2階のリビングはとても居心地がよく、子どもが十分に作業できるダイニングテーブルを置けば、子どもが気持ちよく過ごすことができ、おのずと家族との時間も増えます。
間取りを工夫すれば家族の様子を把握しやすくなる
例えば、階段上部を吹き抜けにすると、2階リビングからでも家族がいつ帰ってきたかを随時確認できるので、安心して過ごせます。さらに、2階リビングから子ども部屋に通じるようにしておけば、子どもが思春期を迎えても必ず家族と顔を合わせることができるようになるので、一石二鳥です。
2階リビングのデメリット
夏は日当たりが良すぎて暑い
2階リビングにした住宅でよく耳にするのが、「日当たりはよいが夏が暑すぎる」という声です。確かに、1階よりも必然的に日当たりがよくなるため、日差しはかなり入ってきますが、夏は暑いけれど冬が暖かい点はメリットにもなりえるのではないでしょうか。
庭を楽しめない
2階にリビングを設けると、必然的に2階にいる時間が長くなりますので、ガーデニングなど庭を楽しむという考えを持たなくなるようです。せっかくきれいに庭を造り、リビングから見えないと意味がないというのもうなずけます。そのかわり、2階部分に大きめのバルコニーを設け、バーベキューを楽しむ、バルコニーで植物を育てている人も多いです。
買い物荷物を運ぶのが重い
買い物荷物を運ぶのが大変なことも2階リビングのデメリットとして多く聞かれる点です。
2階にリビングがあるということは、ダイニングも2階にあるため、食材などを買い出した際の荷物を、階段を上って運ぶのがとても重いとのこと。子どもが小さいときは、子どもを抱いて2階に上がらないといけないこともあるので、かなり大変だったという声もありました。
老後の階段の上り下りが不安
リビングが2階にあることで、階段をまめに上り下りしなければならないため、将来的に不安があるという声も耳にします。長く住むことを考えている人は、将来的にエレベーターを設置できるようスペースを確保し、現段階では収納にするなどして対処しているようです。
ただこちらも、たとえ2階が寝室だったとしても、上り下りしなければならないことは変わらないので、運動と捉えて楽しく移動している人もいます。
2階リビングと断熱の関係について
断熱材は、住宅を熱や寒さから守ってくれるもの。断熱材は住宅の屋根や床などに仕様されていることが多く、断熱材を仕様することで外の空気が家の中に入ってこないように工夫されています。この断熱材は、厚みがあるほど断熱効果が高まるとされていて、特に屋根の断熱材に厚みのあるものを使用するとよいそうです。
昔は断熱材の素材によって、どのくらいの厚みにしなければならないと決まっていました。しかし「トレードオフ」というシステムがあり、窓の断熱性能を高めれば、屋根の断熱材の厚さが少なくても省エネ基準を満たすと判断されるというものです。
今はトレードオフのシステムはなくなりましたが、未だに当時の基準で断熱材を採用するハウスメーカーや工務店もあります。しかし、屋根の断熱材が薄いと、2階リビングにした際に熱が通りやすくなってしまい、当然夏は暑くなってしまいます。
「2階リビングは夏が暑い」といわれますが、厚みのある断熱材を使用することでかなり快適に過ごすことができるようです。2階にリビングを設けようと考えている人は、屋根の断熱材についてハウスメーカーや工務店とよく相談してみましょう。
おわりに
2階リビングはデメリットが大きいイメージを持つ人もいるようですが、建築時に配慮しておくことで、長く快適に暮らすことができる場合も多いです。宅地の関係などで2階リビングを検討されている人は、ぜひこちらの情報を参考に前向きに検討してみてくださいね。