お客様へ追加提案ができるようにースマイルハウスプロジェクトで本当の顧客志向へー

2025.02.15
話し手 株式会社マイタウン 設計部 高橋 まり
聞き手 ローカルパワーエンジン株式会社 曽根田太郎
 

きっかけは父

takahashi2.jpg
(曽根田)
新卒で入社されて現在4年目と伺いました。設計を仕事にしたいと思ったきっかけを教えていただけますか?
(高橋)
父の影響ですね。父は住宅関係の仕事をしていて、自宅で図面を見ていることが多かったんです。その姿がなんだかかっこよくて。中学3年の時には住宅に関する仕事がしたいと思っていました。
そのため、少しでも早く夢に近づきたいと思い、インテリア科がある高校に行きました。そこではデザインや建築、木工などの授業があって、スツールや、テレビボードを作ったりしました。おままごとキッチンを作って、幼稚園に寄贈したこともありました。
高校3年生のインターンではTVの大道具制作現場も経験して。ものづくりの魅力に惹かれていました。
その後の進路は、当初から志している「住宅」の道か、「ものづくり」を突き詰めるかで迷いましたね。
たくさん考えた結果、住宅への想いが強くなり設計が学べる学校へ進みました。
 

設計の仕事を一貫して担えるのがマイタウンの魅力

takahashi3.jpg
 
(曽根田)
お父様の影響で設計の道を進むことになって、お父様も嬉しいでしょうね。設計の仕事はたくさんあると思いますが、どうしてマイタウンさんに入社することにしたのでしょうか。
(高橋)
私が仕事選びで譲れなかったのが、住宅設計の過程を一貫して担当できることでした。いろいろな会社で設計の仕事についてお話を聞かせてもらいましたが、間取りだけ、詳細図面だけ、色決めだけ、というように部分的に仕事をするところが多かったんですね。そんな中で見つけたのが、マイタウンの設計部でした。
 
(曽根田)
そうだったんですね。設計の中にも様々な仕事があるとのことでしたが、学生時代の設計と仕事の設計では違いを感じることはありますか?
(高橋)
学生時代はアイデアや設計をプレゼンして、友人や先生に褒められて満足、で終わりでした。ですが仕事としての設計には正解がありません。一組一組、お客様によってご要望が異なります。お客様のご要望をかなえられるよう、引き出しを増やすためのインプットの毎日です。
(曽根田)
具体的にはどのようにインプットされているんですか?
(高橋)
例えば間取りや空間の使い方のヒントを得るために、駅などに設置されている住宅に関する無料情報誌を読んでいます。マイタウンの仕事だけでは知り得ない戸建やマンションの間取りなどが掲載されていて、ピンときたものは写真を撮って保存。他にはInstagramで住宅に関する様々なアカウントを見て、デザインや動線、新居で生活する方のリアルな意見など、情報収集をしています。
 

乗り気ではなかったスマイルハウスプロジェクト。今ではわが子のように

takahashi4-1.jpg
(曽根田)
お客様へ提案できる選択肢が増えるほど、お客様に喜んでいただけますね。そうした実績を見込まれたのだと思いますが、今回、スマイルハウスプロジェクトを担当することになりました。指名された時はどのような感想でしたか?
(高橋)
正直に言って乗り気ではなかったですね。素敵なご提案ができるのか、プレッシャーは大きいですし、正解のない家づくりで順位をつけるなんてできるの?というのがその時の気持ちでした。
そんなもやもやした状態から始まったのですが、時間は待ってくれません。テーマ決めや、プレゼンテーションの期日は迫ってきます。そこで原点に立ち返って、自分が好きな家を建てればいいんだと考えるようにしました。
するとはじめはプレッシャーに感じていたのが、少しずつ楽しくなってきて。想像を膨らませて図面に落とし込んでいくと、もっと楽しくなってきて。それを繰り返していたら、今では「今回建てる家は自分の子どもだ!」という感覚になっています(笑)。
 

お客様へ追加の提案ができるように。深まったお客様視点、現場視点

takahashi5.jpg
(曽根田)
プロジェクト中に大きな心の変化があったんですね。現在は、設計した家を建築中とのことですが、プロジェクトを経験して、通常業務で何か変化はあったのでしょうか?
(高橋)
私が設計している家がお客様のニーズに合っているのか、今まで以上に深くヒアリングするようになりました。家を建てたいご家族は何を考えているのか、どんな家に住みたいのか、アンテナを張る意識が強まりましたね。
また、今回のプロジェクトではこまめに現場を見るようにしています。通常のお仕事ではあまり見ない材料を使うので、納まりをよくするためにはどうすればいいのかなど、現場監督はもちろん、大工さんとのコミュニケーションを大事にしています。
現場監督や大工さんは今までのたくさんの経験をもとに、図面には記載されていないことへ柔軟に対応してくださっていることがわかりました。その他に、現場の方々がどのようなことを考えて仕事をしているのかも少しずつわかってきましたね。
現場の方々がスムーズに仕事を進められれば、より良い家づくりにつながります。これからは今まで以上に現場の方々の声を伺って、行き届いた図面を書いていきたいですね。
最後に、これまで私はお客様に費用がプラスになるご提案はなかなかできずにいました。プロジェクトを経て、お客様に後悔してほしくない!お客様にご満足いただける!と感じたことは追加費用がかかることでも積極的にご提案するよう心がけています。自分が建てたい理想の家をとことん想像したからこそですね。
takahashi6-1.jpg
 
(曽根田)
今回のプロジェクトで大きく成長されたエピソードをたくさんありがとうございます。完成が楽しみですね。
(高橋)
そうですね。今はどんな家具、植物や小物を置こうか検討中です。同期に意見を求めることもありますが、みんな自分の仕事の手を止めて真剣に考えてくれます。お互いによきアドバイザーであり、時にはライバル。こんな関係で仕事ができるのも嬉しいですね。
 

私たちは通年で
仲間を募集しています

まずは話をしませんか?
お気軽にご連絡ください

ENTRY エントリーする→