Cチーム座談会③
インタビュー
2018/12/09/(日)
コンセプト編
みなさまこんにちは!
Cチーム座談会、「自己紹介」編と「他己紹介」編はお読みいただけましたでしょうか?
タイプは違うけれど目指す方向は同じ、Cチームのみなさんの家づくりという仕事への想いが語られた記事となっております。
まだお読みでない方はこちらからどうぞ! (第1回/第2回)
今回のテーマは「家のコンセプト」です。担当号棟についてのお話をお届けします!
設計士の石川さんを中心に、5・6号棟へのこだわりを存分に語っていただきました。
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前回同様、営業の市原さん、設計の石川さん、施工管理の入江さん、インタビュアー、数人の賑やかな人たちでお送りいたします。
■今度は担当号棟についてお伺いします。
5・6号棟「紡ぐ家」というコンセプトはどのように決まりましたか?
石川:(初回の打ち合わせで)三原さんが持ってきた写真をみて、そういう雰囲気にするにはどういうテーマの家にするのがいいだろう、というのがスタートだったと思います。ええと、どう決まったんでしたっけ?
市原:6号棟の「大人っぽい家を作りたい」が最初だったと思います。子供が独立、まではいかなくてもある程度大きくなった家族向けを作りたいというのが先行していましたね。
△数段あがったところにL字カウンターがある6号棟。照明を工夫すれば洒落たバー風にな。間取図だと北側居室は子供部屋となっておりますが、お子様の独立後は主寝室や趣味部屋にするのもよさそうです
――5号棟についてはいかがですか?
市原:5号棟は、6号棟とは違ったタイプの(小さな子供がいる)ファミリー層向けにしようと。そこに共通して「紡ぐ」というテーマを見出しました。一日の始まりと終わりの地点、家族が過ごす時間を紡ぎたいという。
アシスタント:「紡ぐ」という言葉、素敵ですね。
市原:辞書で調べると糸を紡ぐってあるんですけど、そこをあえて人や縁といった抽象的なものを紡ぐっていうのがいいのかなって。これは自分の意見なんですが。
――最初からある程度のコンセプトは三原さん発信で、Cチームのみなさんは賛同した形になるんですね。そこからどのように広がっていったんですか?
石川:6号棟が大人な雰囲気の建物、5号棟が家族向け、そのなかで「紡ぐ」というのがあったので、紡げる空間を作ろうと。家族や夫婦で絆を紡げる、構成する空間を作ろうという話になりました。5号棟はスキップフロア、ここを中心に家族でコミュニケーションをとってもらう。6号棟はキッチンとカウンター回りが段差になっていて、照明を落とした雰囲気のある空間があります。ここは、旦那さんと奥さんがキッチンを挟んで夫婦の時間を紡げるように。
アシスタント:なるほど、各棟にポイントとなる紡ぐ空間があるんですね。
△スキップフロアのある5号棟。ファミリー向けの間取りとなっています。LDKに自然と家族が集まってくる、そんなイメージが湧きますね
面白いけれど見送りになったボツ案があればお聞かせください。
市原:即それはダメだよ、といわれたのは子供と一緒に遊べる家。ボルダリングはどうかなって話したんですけど、マイタウンの方針として安全性からやめましょうと。
カメラマン:そういえば、最近ボルダリングができる家ってときどきみますね。
アシスタント:家の中でアスレチックが楽しめる、とか!
市原:ボルダリングや上り棒や吊り下げ紐。懸垂ができるとか。いいな、とは思っていたんですが。すぐにダメよ~!と言われてしまったので!
一同:(笑)
市原:案っていうほどでもなく軽い感じで終わっちゃったんですけど。そのとおりだなって。
――安全性を考慮すると実現しづらいものもありますよね。
石川:そうですね。今回床を上げ下げしている棟が多いので、手すりを増やすなど、全体会議後に修正はかかっていますね。
市原:ボツ案・・・あとはなにかありましたっけ。
石川:あんまりなかったかなあ。
入江:なかったですね。はじめから予算が決まっているからできることも限られているし。そうなると(突拍子もなく)すごいことはできないじゃないですか。だからあまりなかったですよね。
市原:常に予算が気になりましたよね。あんまり夢が広がりすぎて、予算が数百万オーバー・・・って話になりませんからね。その辺は石川さんを筆頭に入江主任がうまくまとめてくれて。ルールは守ろうと。予算や高さ・・・。
石川:部屋数もね!
市原:うちはずっと守ってますよ!
――プロジェクトでは部屋数の規定もあったんですか?
石川:4LDKっていうのが最初の条件だったんですよね。そこはあたりまえのように4LDKにしていたんですが、途中他のチームの図面をみたら「あれ? 3部屋しかないんじゃないかな」って。そうそう、自分も一度3LDKの間取りも作ったんですね。チームのみなさんに内観パース(イメージ画像)もお見せしたんですが。
アシスタント:パースまで作ったんですね・・・!
石川:ですが、「いや、うちのチームはやっぱり4部屋でいこう」と。それがボツになった、というのは一回ありました。ルールを守ろうって。
入江:そうですね、ルールと予算は守ろうと。
――真面目なCチームらしいです。
市原:ありがとうございます(笑)・・・それはそうと(このあたりの裏話)書けない内容多くないですか?大丈夫ですか?
一同:(笑)
アシスタント:では、フォローお願いします!
市原:・・・部屋数っていう条件は敷地によってはしょうがないところもあるんですよね。石川さんが言うには、車庫入れのことを考えると建物の形も決まっちゃうので。そうなるとどうしても辛いっていうのもあるので。
アシスタント:なるほど。
市原:だから、完璧にルールを守るっていうのも大変。ぶつ切りでまったく同じ敷地でやってるならいいんですけど、みんな違うので。整形地、不整形地、方向も違うので。・・・しょうがない面もあります。
石川:そうですね。Cチームの区画は恵まれている方だと思います。
――ちなみに、どういった風に区画が割り振られたんですか?
△プロジェクトの区画図。Cチームは6区画が奥地になっています。
石川:もともと、Aチームは1・2号棟、Bチームは3・4号棟・・・と最初から割り振りはされていて。そこに設計士の誰が入るかっていうのがスタートです。・・・あみだくじだった気がします。
一同:(笑)
――希望制ではなくあみだくじだったんですね。石川さん、この区画に決まった時の第一印象はどうでしたか?
石川:第一印象は、ラッキーですね。陽当たりも良い場所ですし。敷地延長っていう奥まった場所なんですが、後で販売価格を見せてもらったら奥地ゆえに高くない。あとは他の区画に比べて長細い、というわけではないので。
アシスタント:間取りを入れやすかった?
石川:割とスムーズにいったと思います。
■苦労した点や悩みに悩んだ点はありますか?
入江:・・・予算。
石川:予算ですね。
市原:結局は、予算でしょうか。
――どのあたりで予算オーバーしてしまいそうになったのでしょうか。
市原:オーバーしないようにやりたいことを減らしたりとか。細かい設備や窓の大きさ、扉や棚をつけようっていう細かい面ですね。(限られた予算の中で)こうしようか、っていうのが苦労した点といえるかも。
――特にチームの中で意見が合わなかったというのはあまりなかった感じですか?
市原石川入江:ないですね。
アシスタント:三原さん(※Cチームの一人、本日はあいにくの欠席)が主導して?
市原:それもありますが、やはり設計士の石川さんがしっかりとメインで。次にこういうのを決めたいんですけど、こういう資料を持ってきたんですけどどうですか?って発信してくれて。・・・あとは、予算はその場ですぐに出るものじゃなくて、出してみないとわからないですし。細かいところをどういう風にみているのかで金額は変わってきちゃう。見積関係は入江監督が大変そうにしてました。
――現場監督の入江さんが、そのあたりの担当なんですね。
市原:そうですね。業者にどう頼んでどういった商品を使うのか、どういった工事をするといくらかかるのか、一から考えるので。他のチームもそうでしょうけど、監督ですね。
アシスタント:スケジュールや予算の管理が大変なんですね・・・今日も打ち合わせのお電話で何度か席を外していたりしますし。お忙しい中、お話する時間をいただけて感謝です。
今回はここまで!
次回、最終回「おすすめポイント」編に続きます。
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